9月は計8冊を読了しました!
いつもよりは少なめですが、読みたい本をピックアップしていたので迷わず次々進めたのは良かったです。
推理小説はいつも併読の中心にいるのですが、最近は海外推理小説が自分の中でだいぶ盛り上がっています。
気に入った本を見つけたら作者買いをしていくので積読は溜まっていく一方ですが、積み上げていく楽しさっていうのもあるんですよね。
先月新刊が出たアンソニーホロヴィッツとMWクレイヴンは新刊が出る前に既刊を読んでおこうと思い、『 ストーム・ブレイカー』と『 ブラックサマーの殺人 』を早めに読み終えました。
『 ストーム・ブレイカー 』は少年スパイアレックスというシリーズものらしく、3巻まで集英社文庫で出てます。文庫じゃなくて単行本であれば6巻まであるらしい。
1、2巻は新刊書店でゲット出来たけど古本屋で探して手に入れました。
アレックスがなぜスパイになるのかが描かれた1巻は、アクションシーン盛り盛りでアンソニーホロヴィッツがシナリオライターとしても優秀であることがよくわかりました。
あのページ数でよくこんな大冒険が書き切れるな、と。
2巻目も手元にあるので早く読みたいです。
『 ブラックサマーの殺人 』は、『 ストーンサークルの殺人 』に続くワシントン・ポーシリーズの第2巻。
1巻目ではかなり衝撃的な最後だったこともあり、2巻目も続けざまに読んだのですが、これもまた面白い。
1巻では出会ったばかりのポーとティリーだったけど、2巻ではポーがティリーを頼りにしていることでこの2人の関係性がどれほど近づいたかが分かる。
世間からすれば集団行動が苦手な他人と違う行動をする2人だけど、タッグを組めば行動派のポーと頭脳派のティリーで相性抜群。
苦心の末、2人でようやく見つける突破口に読む手が止まらくなるのです。
9月新刊の『 グレイラットの殺人 』はワシントンポーシリーズの第4弾です。こちらを読む前に、第3弾『 キュレーターの殺人 』を読むことから始めないといけないですね。
海外推理小説で異国の字を体感する一方で、日本的な心を求める自分も満足させるため、『紫式部の欲望 』を読み始めました。
前回の記事にもこの本は出てきましたが、『 源氏物語 』って面白いんだな。と思わせてくれる一冊でした。
紫式部の人間味溢れる部分にスポットライトをあて、作者を知った上で読む物語。
当時の人々の生活は馴染みがなくどこか入り込めないと思っていたけど、今では興味津々で早く関連書買い集めたくなっています。
『 忘れながら生きる 』は約20年前に発行された群ようこさんの『 生きる読書 』 を改題した作品。
ものすごい読書量。ものすごい購読量。書斎の床が抜けないか心配になるのも納得です。
私も積読は多い方だと思っていたのですが、上には上がいるもんだ。
特に気になった内容は、『「廣津里香」という生き方』の章でした。
日本人に生まれながら、日本を嫌い、海外に出たいと願う廣津里香の強烈なエネルギーをまとった生き様には強く惹かれてしまう。
群ようこさんが書いた文章だけでもこんなに彼女の魅力を感じるのに、彼女が書いた本を読んだらどんな世界を感じるのか、読んでみたいと思いました。
以上の4冊を選んで感想を書いてみました。
9月に読了した本は以下の通りです。
2023.09.02
『 にょにょっ記 』 穂村弘 著
2023.09.05
『 ブラックサマーの殺人 』 MWクレイヴン 著
2023.09.09
『 ロシア紅茶の謎 』 有栖川有栖 著
2023.09.11
『 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか 』 酒井順子 著
2023.09.16
『 ストームブレイカー 少年スパイアレックスシリーズ① 』 アンソニーホロヴィッツ著
2023.09.17
『 忘れながら生きる 』 群ようこ 著
2023.09.19
『 ひらいたトランプ 』 アガサ・クリスティー 著
2023.09.24
『 紫式部の欲望 』 酒井順子 著
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ミズミ
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